【税理士試験】理論暗記が苦しい時に大切なこと

夏の税理士試験が近づいてきたこの時期は、基礎のインプットは終わり、応用問題や模試を解く時間も多いでしょう。
毎日毎日頑張っているのに模試で思うように点数が伸びないこともあるかもしれませんね。
私も正社員としてフルで税理士事務所で働きながら7年間かけて税理士試験を5科目受験していたので、そういう思いをしたこともありました。
でも…模試はあくまでも模試で、本試験で合格できればいいんです。
模試は「今」の自分の実力を知って、本番で合格するためにあるんです。
今は、まだ合格までの一過程。
合格までの道のりの結果を見て一喜一憂するよりも、一歩ずつ一歩ずつ少しでも前向きに進んでいく方がゆとりある心で落ち着いた気持ちで集中してインプットできます。
さて、税理士試験において、重要なことの一つに理論暗記があります。
もちろん、丸暗記ではなく、その条文等の趣旨や背景を理解することがとっても重要ですが、それでも覚えなければならないことはあります。
理論暗記が苦手…そう感じている人もいるのではないでしょうか。
残念ながら、理論暗記は一朝一夕でできるものではないんですよね。
(ちょっとした暗記のコツは今後また公開しますね!)
ここで、ひとつ勇気をもらえる話を紹介します。
政治家のロバート・ピールは、非凡な才能はなかったけれど、反復練習等のおかげで、栄光の地位を得たそうです。
繰り返して暗記するのを日課にし、初めのうちは大した進歩はみられなかったけれど、継続し、ついには一字一句間違えずに復唱できたそう。
このストーリーから、継続すること、そして習慣がどれほど大事か分かりますよね。
私の経験からも税理士試験では、継続と習慣化がとても大切だと感じます。
まとめて1日で5時間の理論の勉強をするよりも、片道の通勤時間30分(往復1時間)での理論暗記を5日間した方が記憶に定着するんじゃないかな。
5時間集中は難しいけれど、30分なら集中できますからね。
電車やバス通勤などで理論ノートを開いてみることができる人は視覚で暗記
車通勤や満員電車で理論ノートを開くことができない人はリスニング(聴覚)で暗記など、工夫して継続して、税理士試験への合格をつかみ取ってくださいね。
税理士資格は一生もの。
働き方の選択肢、生き方の選択肢が広がります。
今は大変だけれど、将来きっとあの時頑張ってよかったと思える日がくると思います。
私も共著で携わった『次こそ!税理士試験に合格する方法』(中央経済社)もぜひ読んでみてくださいね!
